「育児が評価される社会」を変えられたなら。 総合診療医レニック・ニコラスさんが望む、育児と社会の温かい関係
「中学生で初めて日本に来たとき、必ずこの夢のような国に住むって心に決めたんです。」
――コンビニの便利さ、職人文化への憧れ、そして子どもに与えられる選択肢の数。インタビュー中、彼は自身が思う日本の魅力を、少年のような笑顔で何度も伝えてくれた。
オーストラリア出身のレニック・ニコラスさんは、東京メディカルアンドサージカルクリニックに勤務する医師でありながら、3人の子どもを育てる父親でもある。
レニックさんの日本への愛は並ではない。しかし「子育てをする環境については、まだまだ社会全体で改善するべき点がある」と語る。日本とオーストラリア、両国での育児経験があるレニックさんに、子ども、そして親が...