ラジオ、絵本、イラスト、そして――。
「余白」があるから、自分の世界が広がっていく。山中タイキさん
「肩書」とはとても便利なもの。しかし、ときにそれは生き方に縛りを与え、人を不自由にもしてしまう。その縛りから解き放たれ、“何者でもない自分” を「余白」と捉えることで、世界を広げ続ける人がいる。今回のミモザなひと、山中タイキさんだ。
神奈川県・逗子を生活の拠点として、FM局のラジオパーソナリティ、ナレーション、イベントの司会などの「声」の仕事に加え、自身で絵本レーベルを主催し、イラストも描く。そんな活動ぶりを「流れに乗っただけです」と、山中さんはナチュラルに笑う。
誰かの生き方や世間の考え方にとらわれず、興味の赴くまま、余白から未来を描く彼の姿は、すきまを埋め尽くしがちな現代に生きる私た...