自分の「好き」を育てて花開かせた。前田有紀、アナウンサーからの転身と、その後。
テレビ朝日の看板アナウンサーを突然引退し、32歳からフローリストに転身した前田有紀さん。好きなことを仕事にする――そんな人生に憧れたものの、自分が好きな花の仕事で食べていけるようになるまでには、多くの試行錯誤があった。現在は表参道と鎌倉駅近くに2つの実店舗を持ち、自身のフラワーブランドを通じて着実に歩みを進める。
やりたいことがつかみきれなかった20代、自分の「好き」と自分らしい働き方を模索し続けた30代を経て、いま。彼女の歩みには、迷いながらも進む人たちへのヒントが詰まっている。
自分の人生を、最大限に輝かせてみたい
――前田さんは幼いころから、自然に憧れがあったそうですね。
前田:横...