右手は家族のため、左手は動物たちのために使いたい。
パーソナルスタイリスト・犬猫保護活動家 大日方久美子さん
駅構内の掲示板やインターネット、SNSでは、毎日のように「里親募集」と書かれた保護犬・保護猫譲渡会の案内が更新されている。全国の自治体で保護される犬・猫の数は年々減少傾向にあるものの、今も年間1万匹を超える小さな命が殺処分で失われている日本。今この瞬間も、多くの動物たちが新しい家族の迎えを待っている。
そんな動物たちの命をつなぎ、愛情たっぷりに接する姿を発信し続ける人がいる。今回のミモザなひと、大日方久美子(おびなた くみこ)さんだ。アパレル販売員を経て、個人にスタイリングを提案するパーソナルスタイリストとして独立。その傍らで自らが犬猫の里親となるほか、一時預かりや動物保護施設への支援活...