日本橋・兜町、“再生の立役者”パティシエ・大山恵介さん。「早く一人前になるために、自分だけの道を探した」
かつて「日本のウォール街」とも呼ばれていた日本橋・兜町。東京証券取引所株券売買の立会場の閉鎖後は、街から活気が失われていた。しかしいま、その兜町がオシャレな街として生まれ変わり注目を集めている。ランドマークとなる施設が建てられ、個性的なショップが軒を連ねるなど、瞬く間に変貌をとげた兜町には「再生の立役者」といわれる人物がいる。パティスリー「ease(イーズ)」のシェフパティシエ、大山恵介さんだ。
お菓子作りにかける情熱は人一倍。しかし、経営者としての目線も忘れない。その卓越したバランス感覚によって、近年は、パティシエの枠を越えた活躍ぶりが評価を集めている。
お菓子業界の異端児ともいえる大...