みんな複雑な要素のかけ合わせで生きている。ADHDから人間の本質を読み解く、小島慶子さんの生き方
今でこそ広く知られるようになった「発達障害」や「ADHD」という言葉。日本におけるその言葉の登場は、「発達障害」は1970年代、「ADHD」は1990年代後半。決して浅い歴史ではないが、まだまだ「新しい考え方」という認識は払しょくできない。漫画やドラマのテーマとしても扱われ、認知が広まる一方で、正しく理解していない人も多いのではないだろうか。
そんな社会を少しでも変えようと、「発達障害」や「ADHD」についての執筆・講演活動を精力的に行なっているひとがいる。エッセイスト、メディアパーソナリティの小島慶子さんだ。小島さんは1995年にTBSに入社し、多数のテレビ、ラジオ番組に出演。2010...