もう一度チャレンジできるから、諦めるのも悪くない。登山家・渡邊直子さんの“乗り越えない”山登り
人生を「登山」にたとえてみよう。楽しく穏やかに進んでいけるときもある一方で、険しい道や高い壁が続くと、心が折れそうになる瞬間もある。そんなとき、一体どうしたらいいのだろう?
今回の「ミモザなひと」こと渡邊直子さんは、「登山家」。ヒマラヤにそびえる8,000m級の険しい山々に挑み、いくつもの記録を打ち立ててきた人だ。渡邊さんの目の前には、文字通り、何度も高い「壁」が立ちはだかってきた。それをどのように乗り越えてきたのか――答えは意外なものだった。
「無理してまで乗り越えようとはしません。でもそれでいいんです」
渡邊さんの生き方から、人生という山に挑むための心構えを学んでみたい。
山でなら自...