「スケートのための人生じゃない」 金メダリスト・髙木菜那さんが身に付けた “自分で考えぬくチカラ”
今回の主人公は、元スピードスケート選手の髙木菜那さん。幼い頃からスケートを始め、2018年の平昌オリンピックでは、妹の美帆さんとともにチームパシュート種目で「日本初の姉妹同時金メダル」を、そして同オリンピックで新種目となったマススタート種目でも金メダルを獲得し、初代女王の座に輝いた。日本人女子初の「冬季オリンピックでの2冠獲得」だった。
そんな輝かしい功績を持つアスリートと聞くと、「幼い頃から人並外れた才能やセンスを持つ人」「想像を絶する努力を重ね、人生のすべてをその競技に捧げてきた人」「自分とは違う世界で生きている人」……そんなイメージを持つかもしれない。しかし、菜那さんは違う。「幼少...