「自分らしい」はやってみなくちゃわからない

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―内堀さんの今後の目標はありますか?

内堀:日本で、「ハーブティーといえばラトビア」というイメージを確立したいです。

ラトビアのことはまだまだ知られていませんし、「あぁ、ハーブティーが有名な国だよね!」と言われるまでに持っていくのが一番近い目標です。まずはハーブティーから入っていただいて、その後「本当の豊かさとは」「本当の幸せとは」を改めて考えさせてくれるラトビアの文化を深く知ってもらえるように発信を続けていきたいですね。現在はオンラインショップでの販売がメインですが、6月には安城市でのカフェオープンも決まりました。ラトビア発信の場にしていきたいと思っています。

コロナ禍もあけましたし、子どもたちを連れてラトビアにも行きたいですね。ルッチおばあちゃんは2023年7月に94歳で亡くなりましたが、そんなルッチおばあちゃんが愛したラトビアの地を、子どもたちにも見せてあげたいなと。

―ラトビアと日本の架け橋のような存在になり、本当の豊かさを広めたい……ということですね。最後に、内堀さんにとって「自分らしくはたらき、生きる」とは?

内堀:私はまずやってから考えるタイプで、行動してから失敗に気づいても、そこから学べればいいと思っています。中学時代の舞妓体験も、ラトビア語がわからないままルッチおばあちゃんと暮らすことができたのも、その考え方があったからだと思います。

「自分らしさ」は……まだ模索している最中です。なので、「やってみたい!」と思ったことはやってみる。その中で、自分らしいなと思うものを残していけばいいと思うんです。

もし途中で困っても、きっとルッチおばあちゃんのように手を差し伸べてくれる人がいるはずだから。

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画像: 産後10日のランウェイは「本当の豊かさ」を広めるため。“ラトビアで一番有名な日本人” 内堀 宜江さん

内堀宜江

ラトビアハーブティー専門店『ライマ』代表。関西日本ラトビア協会理事。愛知県在住4人の子どもの母。大学4年の頃に政府事業でバルト三国に派遣され、ラトビアに魅了される。その後大学院で文化人類学を専攻してラトビア研究をする。ラトビアで人口200人の村に住むルッチおばあちゃんと2人暮らしをしてラトビアの文化や民謡を学ぶ。その様子が「ルッチと宜江」というドキュメンタリー映画になり、ラトビアで賞をとり、ラトビアで有名な日本人となった。現在はラトビアを広める活動をおこなっている。

取材・執筆:山口真央
編集:野風真雪
写真:梶礼哉

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