アナウンサーから障害福祉の世界へ。異色の転身を遂げた 内多勝康さんが考える、「やりがい」との出会い方
仕事に求めるもの、それは千差万別だろう。お金、安定、肩書き……。そんななかで、「やりがい」を最優先し、30年のキャリアを手放した人がいる。内多勝康さんだ。
内多さんは1986年にNHKに入局し、いくつもの看板番組でアナウンサーやキャスターを務めてきた。しかし2016年、入局30年目にしてその座を降り、退職。次なる道として選んだのは、障害福祉の世界だった。
どうしてNHKを退職したのか。どうして異業種ともいえる世界を選んだのか。内多さんが歩んできた道のりを辿り、仕事における「やりがい」の手に入れ方について考えてみる。
本当は、アナウンサーにはなりたくなかった
――内多さんのキャリアはアナウ...