期待される私と、本当の私。ギャップがあるのは
悪いことじゃなかった――世永亜実さん<前編>
高層ビルをエレベーターで上がると、現れたのは緑溢れるあたたかな食堂。流行りのカフェのようにお洒落な空間の中央に設置された、20種類もの旬の野菜が並ぶサラダバーに目を奪われる。案内してくれたのは、今回のミモザなひと・世永亜実(よなが あみ)さんだ。
芸能プロダクションでレコードプロモーターとして勤めた後、バッグやジュエリーを手がけるサマンサタバサジャパンリミテッド社に入社。社長とともにPR部を立ち上げ、29歳でPR・マーケティング領域の役員に就任。数々のプロモーションを成功に導く手腕は、多くのメディアに取り上げられた。そして、40歳の節目にはパラレルワーカーとして新しいキャリアを踏み出して...