いつだって「おもしろさ」を大切にしていたい

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――シリョサク株式会社は、9月に社名を「うねり株式会社」に変更しました。このリブランディングに至った理由は何ですか?

トヨマネ:「シリョサク」と聞くと、誰もが一発で「資料を作成する会社だ」とわかります。でもそれは諸刃の剣で、そのわかりやすいイメージが、徐々に現実と乖離してきた。本質的な言語化や業務変革を支援し、最近では大手企業の次世代幹部育成研修なども手がけているのに、ただ資料を作成しているだけの会社に見えてしまっていました。そのギャップは、採用にも大きな悪影響を及ぼしていましたね。

だから、あえて「わかりやすさ」を捨て、事業の多様な広がりを包み込める「抽象的」な社名にしたんです。

うねりは、「わかおも」で「しごおも」をつくる会社。「わかおも(わかりやすい・おもしろい)」を通じて人の感情を動かし、その先のアクションを促して、多くの人の「しごおも(しごとがおもしろい)」を増やしていきたいと考えています。

――うねりが手がけている事業は人材育成や業務変革の支援、クリエイティブ制作……。「パワポ芸人」からこれほど幅広いキャリアが発展していくことを、想像していましたか?

トヨマネ:いえ、思いもよらないところまでやってきました。ただ、仕事の質や種類は変わってきているけれど、本質はずっと同じ。誰かを喜ばせて価値を提供し、世界を広げていくことを、愚直にやっているつもりです。

うねりとしては「わかおも」を言語化して再現性の高い教典をつくり、僕が個人でしてきた伴走支援を同じようにできるメンバーを増やす。そして、本当の意味での組織化を進めていきたいと思っています。そのために会社も作り、仲間を増やしてきました。

とはいえ……僕はいつまでもイチクリエイターとして、わけがわからんものをつくり続けていたいと思っています。

――パワポ社長として会社を次のフェーズに進めるようになっても、トヨマネさんは「どうやったらウケるか」を考え続けているわけですね……。

トヨマネ:ここのところ経営に一生懸命になっていたら「あんまり楽しそうじゃないね」って言われるようになってきて。で、よく考えたら、お金をもらうわけじゃないのに夜な夜なネタポストをつくってたあの頃みたいに、シンプルにウケを狙うのが僕らしいなって改めて気づきました。ウケるために人と違うことをやって、他社と差別化されたほうが事業にとってもメリットが大きいし、周りにも喜んでもらえるし、なにより自分が面白いんですよね。

――とはいえ、経営者として大変なときもあると思います。最後に、常に「おもしろ」なマインドを忘れないための秘訣はありますか?

トヨマネ:スタンプラリーを思い浮かべてみてください。仕事で「経験したこと」にスタンプを捺して、スタンプ帳を埋めていくイメージです。

組織の課題だって面白がりながら解決していく姿勢でいれば、難しい局面でも「このスタンプまだだったか!」「このスタンプが捺せてよかった!」くらいのノリで考えられて、ちょっと気持ちがラクになる。むしろ、もっといろんなスタンプを集めたくなってきますから。

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執筆:菅原 さくら 写真:梶 礼哉

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