「MIMOSA MAGAZINE(以下、ミモザマガジン)」は2023年3月8日の国際女性デーに誕生し、これまでに100名を超える「自分らしく働き、生きる」方々の力強いインタビューや心温まるエッセイ、勇気づけられるアンケートを掲載してきました。

読者の方々から日々寄せられる言葉や反響は、私たちミモザマガジン編集部にとって毎日の励みであり、そして一人ひとりが輝く未来へのお力添えができていれば、とてもうれしく思います。

そんな読者のみなさんに、実際にお会いしてみたい。そしてミモザマガジンがメディアを通してお届けしてきた想いを、直に受け取ってほしい。そんな考えから、2024年12月12日、ミモザマガジン初のオフライン・オンライン同時開催のイベントを実施しました。

メインゲストとしてお招きしたのは、過去に「ミモザなひと」としてご紹介させていただいた、モデル・スポーツトラベラーの福田萌子さん。イベントで紡がれた萌子さんの言葉には、「カラダもココロも自由でかっこいい自分」のなるためのヒントがたくさんありました。

今回は「ミモザなひと 特別編」として、イベントレポートをお送りいたします!



オープニング

画像1: オープニング

寒さも厳しくなってきた12月の都内。平日の夜にも関わらず、駆け付けてくださったみなさんの熱気で会場も温まっていきます。オフライン参加のみなさんには、ミモザマガジンのロゴがあしらわれたノベルティのプレゼントも。

イベントの後半には萌子さんによる、NY発祥のボディメイクメソッド「バレトン」のレッスンが予定されているため、早めに来場された方々はさっそく動きやすい服装にチェンジ!ヨガマットのうえでスタートを待つみなさんの表情は、何だかソワソワ……萌子さんの登場が待ちきれない様子です。

画像2: オープニング

今回のイベントで司会を務めたのは、プルデンシャル生命の営業所長・谷 文暁さんです。「覚えるまで読み込みました!」という台本を手に、イベント前は「緊張します(笑)」と話していた谷さん。しかしいざイベントが始まると、アドリブも織り交ぜた軽快なトークで会場に笑顔を生みます。

「参加者のみなさんの拍手に後押しされて、お話しするのが楽しかったです」と、谷さんも晴れやかなお顔に!

画像3: オープニング

谷さんの紹介と共に、ついに萌子さんが登場!会場のみなさんからは「わぁっ……!」という感嘆の声と、キラキラした眼差しが向けられます。

「この時間をみなさんと共有できてうれしいです! 短い時間ですが、一緒に楽しみましょうね!」と萌子さんからのメッセージでイベントが幕を開けました。


出張版!「根ほり花ほり10アンケート」。萌子さんなら、こんなときどうする?

画像: 出張版!「根ほり花ほり10アンケート」。萌子さんなら、こんなときどうする?

イベント前半はトークセッション。ファシリテーターを務めるのは、同じくプルデンシャル生命で営業所長を務める中西美貴さんです。

今回はミモザマガジンの人気コンテンツ「根ほり花ほり10アンケート」の“出張版”。世の中で活躍する方々に10の質問を投げかけて回答していただく企画を、萌子さんバージョンでお届けします。このセッションでは、基本の10の質問からいくつかを抜粋して、萌子さんにお答えいただきました。

萌子さんからも「このコンテンツってすごく素敵なタイトルですよね!」とお褒めの言葉が……(編集部 泣)。ここからはトークの様子を、少しだけご紹介します!


Q:今のお仕事を始めた経緯と、やりがいは?

画像: Q:今のお仕事を始めた経緯と、やりがいは?

福田:12歳からモデルのお仕事を初めました。私は小さい頃から身長が大きくて、周囲の大人たちから「将来はモデルさんかな?」なんてよく言われていて。だから私自身も「モデルになるんだ!」と信じて疑わなかったんです(笑)

キャリアは20年ほどになりますが、今に至るまでずっと、なにをやるにもやりがいしかありません。ランウェイを歩くとき、「このお洋服をいかに素敵に見せようか」と考えて歩きます。撮影なら角度を考える。全部自分次第で、正解がないところにやりがいを感じます。

中西さんは、営業所のみなさんをまとめる管理職をされているんですよね?そのお話も聞かせていただけないですか?

中西:「営業所長」は、ライフプランナーと呼ばれる営業社員を採用したり、育成したりするのが仕事です。萌子さんと同じで、正解のない仕事なんです。ひとりとして同じ人はいないからこそ、「この人にはどんな言葉が響くかな」「この人のために私はどう動くべきかな」ということを常に考えて、一人ひとりと向き合っています。

福田:毎日が新しいことの連続ですよね。でも、モデルや企業の管理職というお仕事だけじゃなくて、それってどんな仕事にも言えることだと思う。例えば私は今、絶賛子育て中ですが、子育ても正解はない。いろんな新しい経験を積み重ねることを「やりがい」と感じられている自分って、とてもいいなって思っているんです。


Q:人生の分かれ道に立った時、どう決断してきた?

画像: Q:人生の分かれ道に立った時、どう決断してきた?

福田:何もかもに白黒つけるのではなく、グラデーションでとらえているから、私にとって「分かれ道」とは思っていないかもしれないですね。

AとBという選択肢があったときに、「どちらかを絶対に選ばないといけない!」のではなく、自分の気持ちに正直になってみると「どちらも選ぶ」「どちらも選ばない」という選択肢だってあるんじゃないかな。

中西:それでも決めなければいけないとき、萌子さんはすぐに決断ができるタイプですか?

福田:いえ、全然!(笑) すごく悩みに悩むというか、“悩み倒す”タイプです。悩んでいるとそのうちネガティブになったりもしてしまって……。漠然とした不安が膨らんできてしまったりね。でも、例えば「明日世界が終わってしまうかもしれない」みたいな、確率の低い問題や不安については考えないようにすることを心がけています。だって考えてもどうしようもないことじゃないですか。自分の「考える」は、自分で解決ができる部分と決断ができる部分に使うということですね。


Q:お金と時間の使い方にこだわりはありますか?

画像: Q:お金と時間の使い方にこだわりはありますか?

福田:これは「ママ」の先輩でもある中西さんに先に伺ってみたい!中西さんは今3人の娘さんを育てるママなんですよね?

中西:知っていてくださってうれしいです(笑)。今は素直に、「お金」も「時間」も自分と子どもが笑顔になれることのために使っていますね。子どもとどこかに出かけるとか、子どもと一緒に過ごす幸せな時間をできるだけ増やしたいな、なんて思っています。

福田:素敵な考え方! 私も中西さんと似ていて、私自身はほとんど物欲がないんです。お金をかけているのは私と子どもの食事くらいですね。でも子どもの身体をこの食事が作っていくんだと思うと、そこはお金をかけたいなと思っています。

時間は……子どもが生まれてから「自分の時間」という概念がガラッと変わりました。昔は空いた時間があると自転車を持って山へ行っていましたが今はその時間がありません。でも子どもと過ごす時間も自分の時間だと思っているので、そのひとときをめいっぱい楽しんでいます。


ここで参加者からのクエスチョン!「子育て中、子どもに対して『キーッ!」となってしまうことはありませんか? 」。私はたびたびあります……

画像: ▲うんうんと頷きながら、真剣に萌子さんの話を聞く参加者の皆さん

▲うんうんと頷きながら、真剣に萌子さんの話を聞く参加者の皆さん

福田:ふふ、わかります。私はあまり「キーッ」となることはないんですが、子育てをしていて溜息が出そうになる瞬間はあります。きっと世の中のお母さんたち、みんなそうですよね(笑)

溜息が出そうな時って「今すごく疲れているな」っていうサインなんじゃないかなって。そんなときは「私は今、余裕がないんだ」って自覚するようにしているんです。

例えば、この間実際にあった話なんですけど、出かける直前に子どもがおもちゃを出しはじめてしまって。私はその時「なぜ、今!?」って思ってしまったけれど、片付けるのは帰ってきてからでもいいし、子どもは「遊びたい」という気持ちを素直に行動に移しただけじゃないですか。そんなふうに考える余裕がないから「今!?」って思ってしまうわけで。

だからそんな時は、ベビーシッターさんにお願いして、少しひとりで休憩してくる。あ、これもお金の使い方の一つですね!

「たったひとりで子育てをしなくちゃ」っていう考えじゃないし、「休憩してきます!」って自分を大事にする時間も大切だと思うんです。「休憩してきます!」が言える環境を作ることができれば「キーッ!」も減るかもしれませんよね。


Q:萌子さんにとって「自分らしく働く」とは?

画像: Q:萌子さんにとって「自分らしく働く」とは?

福田:これはね、「自分をちゃんと見つめて、うそをつかないこと」だと思います。

中西:同感です。大切な考え方ですよね。

福田:もし、今の自分に「自分らしくない」と感じるなら、その要因と思われるものについて一度考えないようにしてみる。「○○さんや世間やメディアはAが良いというけれど、それを考えなければ、“私は”Bが好きだな」って。だったらBを選択した方がいい。

……先ほどの質問ともつながりますが、私もとあるメディアに出演したときに、2つの選択肢から1つを選ばなければならない状況に立ったことがあります。でも、自分の胸に手を置いて「私は、どっちを選びたいの?」と聞いてみた時、出した答えは「どちらも選ばない」というものでした。

そうやって自分の心の声を探していくことこそ、「自分らしさ」を見つける旅だと思うんです。


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