コンプレックスが、すべて武器になった

画像: コンプレックスが、すべて武器になった
―副島さんにとって、芸能活動の転機というと?

副島:最初はオーディションに落ちまくっていました。僕はこの見た目でしょう?みんなが思い浮かべそうな黒人のイメージ……つまり、リズム感があって歌とダンスがうまい、陽気な役のオーディションが中心だったんです。

決定的だったのが「英語が喋れない」こと。オーディションで「えっ、ハーフなのに英語しゃべれないの!?」と言われることもザラでしたね。事務所には「こういう役のオーディションは受からないので、もう大丈夫です」とも伝えていました。ところが、たまたまオーディションのない舞台のお仕事をいただいて。

―どんな役だったんでしょうか?

副島:「また黒人的なノリを求められるのかな」と思っていたら、時代劇の殿様役だと(笑)。それも有名な俳優の方が多く出演されていて、全国を回る大きな作品でした。

当時は、居酒屋のバイトで食い繋いでいて「30歳を超えたらこの店で社員になろうかな」とぼんやりとした人生設計しか考えていませんでした。だからお話が来た時は「そんな大役、僕がやってもいいんですか!」という気持ち。

その舞台がコメディだったこともあって、「英語が話せない黒人」だからこそ活きる役があることも知りました。それをきっかけに一気に可能性が広がった気がします。

それ以来、少しずつ舞台の仕事をさせていただくようになって、英語ができない自分を「このままでいいんだ」と思えるようになってきた。そして、気づいたら『あさイチ』のレギュラーになっていた、という感じです。

―弱点だと思っていたものが、本当は武器だった。

副島:本当にそう思います。よく講演でもお話するんです。「コンプレックスは、活かし方次第で武器になる」って。

僕自身、いじめを受けている頃は同級生からの「髪の毛が変」「肌が汚い」という言葉をそのまま受け止めてしまっていました。でも、中学のバスケ部でいじられたとき、面白おかしく返すことでだんだんと自分の容姿を受け入れられるようになり、「ひょっとしたら、この見た目って“おいしい”のかな」という感覚にシフトチェンジできた。

自分のことなんか嫌いでしたけど、いまはそれがすべて武器になっている。つまり、自分の受け入れ方次第なんだということですよね。

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