自分を知ることが、充実した人生を送ることにつながる

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―アーユルヴェーダの思想を学び、アカリさんご自身にどんな変化がありましたか?

アカリ:「あの人みたいになりたい」と、自分と誰かを比較しなくなりました。今は自分自身にすごく満足しているというか。

自分のことを知り、自分にベストな方法を選択できる。20代の頃より今の自分が好きだし、産後ですが体型も今のほうが好きです。気持ちも、考え方も、全てポジティブに捉えられるようになったと思います。周りからの評価よりも、自分が納得できていることが何よりも大事ですよね。

―なぜ、他人ではなく自分に意識を向けられるようになったのでしょうか?

アカリ:若いうちは年齢を重ねることが成長ですが、ある程度の年齢に達すると、人は“老い”という変化をしていきます。その変化を「いい変化」にしていきたい、というのがモチベーションになっているからだと思います。

私にとっては、そのいい変化を起こすために追求し続けられるのが、アーユルヴェーダの思想や手法だと感じています。自分らしい生き方、毎日の食生活、ホルモンバランスが変化したときにどう身体と付き合っていくか。その答えを得られるので、実践していくことがとても楽しいですね。

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―例えば、イヤなことがあったり、落ち込んだときはどのようにして気持ちを保っていますか?

アカリ:まずは原因の紐解きをします。今はなんで落ち込んでいるのか、気候が原因かもしれないし、食べ物かもしれないし、女性なら生理周期かもしれない。

つまり、季節がめぐるのと同じように、落ち込んでいる気分もずっと続くわけじゃないと気づく。そうすると自分が自分のパートナーになったような感じで、俯瞰して言葉をかけてあげることができるんです。「大丈夫だよ。こんなことで落ち込むなんて、私まだまだかわいいところあるじゃん。しょうがないから、今日は泣け泣け〜」って(笑)

―自分が自分のパートナーになるって、すごくいいですね。ただ、俯瞰する視点を持つのはなかなか難しい気がしますが、コツはあるんでしょうか?

アカリ:自分自身を俯瞰するのも、人間関係を俯瞰するのも、「余裕を持てるか」ということだと思います。その余裕はどこから生まれるかというと、一つは肉体、もう一つは知識なんです。

例えば、誰かと言い合いになったとして、身体のコンディションがよければ「相手も別に悪気があって言っているんじゃない」と感じることもできるけど、生理がすごく重い日に同じことがあっても、そんなにやさしくはなれません。肉体が整っていることがファーストステップで、それは食事や睡眠、運動など、自分でコントロールできる部分です。

もう一つは、知識。例えば、相手が発した嫌な言葉を、狭い知識の中で捉えると「あの人は嫌な人だ」「私のことが嫌いなんだ」と決めつけて考えてしまいがちです。アーユルヴェーダやヨガ哲学に限らず、心理学や精神医学など、“何か”を学んでいればその瞬間に開く知識の引き出しが増えます。そうするとやっぱり心に余裕が生まれて、物事が俯瞰できるようになる。

だから、「健康を維持すること」と「学ぶこと」は、心に余裕を持つためにもとても大事なことだと考えています。

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