誰もが「ちがう」想いや悩みを持って⽣きています。でも、もしかしたら誰かが導き出した答えが、あなたの答えにもなるかもしれません。「根ほり花ほり10アンケート」では、さまざまな業界で活躍する“あの人”に、10の質問を投げかけます。今回は、経営者・UXコンサルタントの滝沢頼子さんが登場。

きっと、「みんなちがって、みんなおんなじ」。たくさんの花のタネを、あなたの心にも蒔いてみてくださいね。

画像1: 滝沢頼子さん(経営者・UXコンサルタント)の「根ほり花ほり10アンケート」

滝沢頼子

東京大学卒業後、株式会社ビービットに入社。 UXコンサルタントとして⼤企業を中⼼に多くの企業への⽀援を実施。上海オフィスの立ち上げ期メンバー。その後、上海のデジタルマーケティング会社に転職。中国でのユーザ調査・UXコンサルティングも数多く実施。その後、東京にてEdtech系スタートアップに転職し、フリーランスを経て、2019年に株式会社hoppinを起業。UXコンサルティング、インドと中国の市場リサーチなどを実施。現在はインドのバンガロール在住。


①今の仕事に就いた経緯は?仕事のやりがいや楽しみは?

画像2: 滝沢頼子さん(経営者・UXコンサルタント)の「根ほり花ほり10アンケート」

大学卒業後、UXコンサルタント としてキャリアをスタート。上海での2度の勤務、スタートアップでの経験を経て、2019年に起業しました。現在はインドのバンガロールに住み、インドの市場リサーチを行いつつ、会社の仲間とともにUXコンサルティングや中国の市場リサーチなども実施しています。

※UXコンサルタントとは、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、ユーザとビジネスに貢献することを目的とする職業などを指す。

どの仕事でも、自分にとって意外なことや新しいことを発見した瞬間、またそれに対してクライアントさんが驚いてくださった瞬間に喜びを感じます。現在はインドにいるので、インドのユーザや市場の特性を理解する面白さが、特に仕事のやりがいとなっています。


②これまでの自分の人生にキャッチコピーをつけるなら?

「国境を超えてアドベンチャー!ユーザ視点で新しい価値を創造」。

国境を超えて楽しくアクティブに新しいことに挑戦していること、また常に「ユーザ視点」という軸が自分の仕事にはあることからこのキャッチコピーにしました。

かつて「アドベンチャーガール」という名前を上司にいただいたことがあることから、個人的に「アドベンチャー」という言葉は昔から気に入っています。笑


③今までに人生の分かれ道に立ったとき、どう考えてどう決断してきた?

画像3: 滝沢頼子さん(経営者・UXコンサルタント)の「根ほり花ほり10アンケート」

いつも自分の専門性を深めつつ、新たな挑戦ができるキャリアを選んできたかなと思います。不安や迷いもありましたが、自分の直感と専門性を信じて決断しました。上海やインドでの勤務はその一例です。

また、(大胆なことをやっていると見ていただくこともあるようですが)うまく行かなかった時にキャリア面や金銭的面で取り返しがつかないことにならないように、というリスクマネジメントの観点も持って選択しています。


④休日明けの朝、仕事に行きたくないと感じることが多いです。そんなときどうしますか?

「自分が何を不満に感じているのか」と、「どのようにしたら良いのか」を改めて考えます。自分一人だと解像度を上げて考えることは難しいこともあるので、自分の仕事内容を知っている周りの人に手伝ってもらうのも良いかもしれません。

あとは「とりあえず仕事に行ってみる」のは大事かなと思います(もちろん無理のない範囲で)。「何か今日は気分が乗らない」くらいの場合もありますし、行ってみたらなんだかんだ頑張れたり楽しかったり、新しく知れることもあると思うので……!


⑤仕事において、やりたいことや目標がみつかりません。そんな自分はダメでしょうか?

ダメではないと思います。そもそも、自分の興味や情熱の方向性を知るには、何より経験量が必要です。経験量がないと、何が好き/嫌いか、何にやる気がわくかなどを判断することは難しいのではないでしょうか。選り好みをせずにまずは色々なことをやってみて、どのような瞬間にやりがいや喜びを感じるか、自分の心を観察するのが良いと思います。

その上で、それはどのような要素(関わる同僚、関わるお客さん、出すべき価値の内容/範囲、責任範囲、給与、労働時間、福利厚生etc.)がどうであることによってもたらされるのかを、周りの人と相談しながら分析してみるのはいかがでしょうか?そうすると徐々に、自分に合う方向性が見えてくるのではないかなと思います。


⑥将来に対して漠然とした不安を感じてしまいます。どんなマインドを持てばいいのでしょうか?

元も子もない回答ですが、①何が不安なのか、不安の内容の解像度を上げる(解像度を上げるのは自分だけでは難しいので、先輩方の知恵なども借りつつ)→②それに対して今できることとできないことを仕分ける→③不安解消のために今できることについては調べて、行動する。今考えても仕方がない/意味が薄いことは放置する、しかないのではないでしょうか。

将来に対して人が抱く不安のうちの大半は、すでに先人の多くが経験済みで、解決方法もシェアされているようなものが大半かと思います。「自分しか抱かないような特殊な不安」というものはほぼあり得ないかなと思うので、解像度をある程度あげれば、解決方法の選択肢には辿り着けそうです。


⑦時間とお金の使い方のこだわりを教えてください

画像4: 滝沢頼子さん(経営者・UXコンサルタント)の「根ほり花ほり10アンケート」

あまり「こだわり」というほどのものはないです。時間は基本的に足りないので、今何が大事かを決めて、作って、やり切る、という感じです。

お金に関しては、「贅沢な経験をするため」というより「生活や心理的なストレスを減らすため」に使いたいと思っているのと、自己研鑽になるものに多く使いたいと思っています。


⑧ライフステージの変化を選んだ理由・選ばなかった理由・迷っている理由は? (結婚・出産、もしくは独身でいることを選んだなど)

常にキャリアと個人の成長に重点を置いてきました。特に海外での経験は自己成長に不可欠だと考え、積極的にチャンスを探求しましたし、現在もしています。

結婚などのライフイベントは、今のところ自分のやりたいことに集中するために選んでいませんが、そろそろ考えたいなと思っています!


⑨過去の自分にメッセージを送るなら?

常に好奇心を持ち、恐れずに新たな挑戦を受け入れてください。ゴールドリブンで価値を出そうという気持ち、自己を向上させるために内省しようという気持ちがあれば大丈夫だと思います。ただし常に謙虚さを忘れず、「謙虚に勢いよく」でお願いします。


⑩滝沢さんにとって、「自分らしく働く」とは?

「自分らしく働く」とは、私にとって、自身の専門性を最大限に活かし、新たな挑戦を積極的に行うことです。常に新しいことに取り組むことで、結果として専門性も広がることが、私の楽しみであり幸せの源泉となっています。

またその中で、国際的な視野を持ち続け、異文化を理解し、その中で楽しみながら学びを深め、それをビジネスや個人の成長に活かすことも自分にとっては重要です。



画像5: 滝沢頼子さん(経営者・UXコンサルタント)の「根ほり花ほり10アンケート」

今回ご登場いただいた滝沢頼子さんは、私の知人からのご紹介です。日本とは大きく異なる文化をもつインドでご活躍されているとのこと、まさに「アドベンチャーガール」とお呼びするのにぴったりですね!滝沢さんのご回答からは、「周りを頼って、相談していいんだよ」というメッセージを感じました。実は最近、友人に相談をしたことで気持ちが楽になった経験をしたばかりでした。一人で悶々と考えがちな私にとって、滝沢さんにも背中を押してもらえたように思います。


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