お客さまの理想を叶えるため、フリーとして独立する道を選んだ

画像1: お客さまの理想を叶えるため、フリーとして独立する道を選んだ
―児玉さんは現在、ジムには所属せずフリーという形でパーソナルトレーナーをされていますよね。それは何か理由があるんですか?

児玉:以前は大会への出場に特化しているジムに所属していました。ボディメイクを「魅せるカラダ」と「動けるカラダ」で分けるならば、“魅せるカラダ”のつくり方です。

でも、当時私が担当していた女性のお客さまは、「インナー(身体の軸)があるか」「骨盤が整っているか」など、“動けるカラダ”づくりを求めていた。だんだんと「大会に特化したジムの指導方針では、ご要望に沿えない」という思いが大きくなっていきました。

その気持ちを率直に、当時のジムのオーナーに伝えたんです。そうしたら、独立という手段があることを教えてくれ、そして背中を押してくれました。元々ジムで私が担当していたお客さまはみなさん私のことを頼ってくれ、今もトレーニングを見させていただいています。

―寛大なオーナーさんのおかげで今の児玉さんがあると。しかし、お客さまへの想いがあったとはいえ、フリーでトレーナーをするという挑戦は苦労も多かったのではないですか?

児玉:そうですね。基本的に、すべて一人で決断して実行する必要があるので、苦労がないと言えばウソになります。何か新しい取り組み、新しいお客さまとの出会いを考えるときでも、全部自分の責任で進める必要がありますし、“ジム”という看板がないので、完全に「児玉凛来」という個人の名前で勝負しなければいけない。

だから独立してからは、「どうしたら信用してもらえるのか」を真剣に考えてきました。

例えば、大会での優勝・入賞実績を積み上げることや、SNSを通じて日常にトレーニングがあるライフスタイルを発信することなどです。独立のタイミングでご縁をいただき、UNDERARMOURのインストラクターとしてクラスを持てたこともすごく大きかったと感じています。

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児玉:それに、トレーニングという大好きなことの延長線上に仕事があるので「仕事しなきゃ」とか「今日も仕事かぁ」みたいなつらさがないんです。

いまは有難いことに、パーソナルトレーナーやインストラクターのほかにも、身体を鍛えているからこそ着こなせるスポーツブランドのモデルのお仕事などもさせてもらっています。私の働き方って、周りから見るとそれぞれが別の仕事のように見えるかもしれませんが、私の中では“トレーニング”をベースとしてすべてが繋がっています。

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