お金では買えない仕事への誇り、私の尊厳

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――努力し続けるというお話が出ましたが、河村さんは努力の先にどんな目標や夢を描いていますか?

河村:ブロードウェイで演出を担当したいという思いはずっとあるのですが、長期的な目標はいい人間になること。先ほども話しましたが、アメリカの舞台人はいい人ばかり。いい演出家になるためには、他人を理解することが大事だし、人の気持ちに寄り添うことができなくてはいけない。演劇人として成長していくというキャリアに対して必要な人間像が、私の理想とマッチしているんです。それはとてもラッキーなことかもしれないですね。

――最後に、河村さんにとって「自分らしく働き、生きる」とは何でしょうか?

河村:「Dignity(尊厳)」を持っているかどうかだと思います。

今の仕事は収入的にも不安定で、去年は「来月の家賃どうしよう」と朝からパニックで目が覚めるような状況でした。でも一回もこの仕事を辞めたいと思ったことがないくらい、とても幸せなんです。それはなぜかと考えたら、いま、私には尊厳があると思えるから。自分にはやりたいことに対する尊厳、仕事に対する尊厳がある。だから満たされているんだと思います。

――尊厳や自信は、お金では買えないかけがえのないものですよね。

河村:そうなんです。裕福な生活ではないかもしれないけど、自信を持って生きられているのはそのおかげです。これからもブロードウェイでの演出を目指しながら、YouTubeでは演劇以外の方法で伝えたいことを発信していきたい。アメリカで得たことを日本に持ち帰ることも目標ですし、何より関わる人を大切にしていきたいと思っています。

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執筆:千吉良美樹 撮影:向山裕信

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