誰もが「ちがう」想いや悩みを持って⽣きています。でも、もしかしたら誰かが導き出した答えが、あなたの答えにもなるかもしれません。「根ほり花ほり10アンケート」では、さまざまな業界で活躍する“あの人”に、10の質問を投げかけます。今回は、実業家・インフルエンサーの元鈴木さんが登場。

きっと、「みんなちがって、みんなおんなじ」。たくさんの花のタネを、あなたの心にも蒔いてみてくださいね。


元鈴木さん(大橋茉莉花/おおはし・まりか)Alyo代表取締役社長

実業家、インフルエンサー。株式会社Alyo取締役社長。1988年生まれ。獨協大学外国語学部を卒業後、アルバイトなどをしながら26歳までその日暮らしをした後、ウェブの美容ライター、エッセイストとなる。29歳でAlyoを設立。600mlボトルが入るマジカルポケット付きアパレルの「CINEMATIQ」「SERPENTINA」、驚くほどくびれて10秒で着脱可能なコルセットブランド「Enchanted Corset」を展開する。


①今の仕事に就いた経緯は?仕事のやりがいや楽しみは?

画像2: 大橋茉莉花さん(実業家・株式会社Alyo取締役社長)の「根ほり花ほり10アンケート」

美容ライターをやっていた折に、当時愛用していた中国製のコルセットの記事が大ヒットしたことがきっかけで会社を設立しました。

当時、コルセットは一般的ではなかったため、着け方やコツなどを聞くために1日100件以上の質問が私のTwitter(現X)に届くようになりました。痛い、苦しい、フック式では服を傷つけてしまう、思うようにくびれない……など格安のコルセットでのお悩みが多く、全てを解決した日本製のランジェリーコルセットを法人で製作することを決意しました。

資金がなかったため、セレクトでアパレルも開始し、毎日を強く生きる女性へ向けたオリジナル商品を企画販売するようになり現在に至ります。SNSでお客様との距離が近い分、コルセットやアパレルを着用したお客様の驚きや喜びの声をダイレクトにお聞かせいただけるのがやりがいに繋がってます。

すぐに変更をかけたり、大きなポケットが良いと言われればすぐに製品化できたりするので、女性からのご意見はとてもありがたいです。


②これまでの自分の人生にキャッチコピーをつけるなら?

野良犬人生ですね。

今は見た目優雅なマダムを気取ってますが、若い頃は1ヶ月ホームレスになってしまいマンガ喫茶で寝泊まりしたり、何年も続けていたイベントコンパニオンの仕事をいきなりやめてみたり、コルセットを企画販売するために何の知識もなく起業したり、かなり行き当たりばったりでした。

でもハングリー精神と反骨精神だけは強かったので今があると思っています。


③今までに人生の分かれ道に立ったとき、どう考えてどう決断してきた?

どちらが誰も行ったことがない道かを重要視してます。

舗装された道より獣道を選ぶ。チャレンジがある方が当たり前ですがブルーオーシャンだと思うので。そしてそれがより誠実でいられる決断なら絶対に獣道を行きますね。


④休日明けの朝、仕事に行きたくないと感じることが多いです。
そんなときどうしますか?

画像3: 大橋茉莉花さん(実業家・株式会社Alyo取締役社長)の「根ほり花ほり10アンケート」

コルセットを締めてタイトなワンピを着ます。
鏡に映るバチイケな自分を見て気合いを入れるしかない!


⑤仕事において、やりたいことや目標がみつかりません。
そんな自分はダメでしょうか?

全然ダメじゃない。私なんて行き当たりばったりの極みですし人生の目標もやりたいことも全くなかったですよ。ダメだと感じるなら、今は人生の通過点なんだと思いますよ。

私は本当にバラバラなことをしてきました。巫女、ウェイトレス、プロレスのライター、グラビア、イベントコンパニオン、美容ライター……それから直近のインフルエンサーになり、現在の経営者になりました。

物を売る力はウェイトレス時代につけましたし、プロレスのライター時代の下地があったから美容ライターもできたと思ってます。グラビアで食えなくて、イベコンになって人並みに稼げるようになり自立を知りましたし(笑)。ちなみに私はやりたいことではなく、出来ることしかやってきませんでした。やりたいことがなかったからこそそうやって選ぶしかなかったのです。

いろんなことを経験して点が線になったのが今の形なんだと思ってます。だから今のあなたは、出来ることを続けるのが大事な時期なんだと思いますよ。頑張って下さいね!


⑥将来に対して漠然とした不安を感じてしまいます。
どんなマインドを持てばいいのでしょうか?

マインドというか、ご自分を知ることから始めてはいかがでしょう?不安が漠然としているのは、見たくないもの・向き合いたくない現実があるからではないかと思うのです。

自分は何が怖くて、何が好きで、何が嫌いで、何がストレスで、何が欲しいのか考える時間をゆっくりで良いので持つべきです。敵の姿はハッキリしてる方が殴りやすいですから!


⑦ライフステージの変化を選んだ理由・選ばなかった理由・迷っている理由は? (結婚・出産、もしくは独身でいることを選んだなど)

妊娠出産を選んだのは本能です。

女性経営者の皆様には賢い方が多くいらっしゃるので、よく「経営しながら育児は難しいので機会を逃してる」というようなことを仰いますよね。その言葉は本当に正しくて、私は産後ノイローゼになりました。役員が自分以外にいないなら本当に育児と経営の両立はしっかり計画しないと厳しい道です。

……つまり冷静になってデメリットを考えてたら出産なんてできないと思ったので、私は勢いで行ったということです(笑)。でも大切な存在が新しくできたことで、プライベートの目標もできたことで仕事もより頑張れているので、子どもを産んだことは良かったと思います。


⑧過去の自分にメッセージを送るなら?

誠実な対応をすることを選択したのは間違えてなかったよ。必ず実を結ぶからね。


⑨将来どんな暮らし、生き方がしたい?

利益を気にしない、趣味の仕事をいつかしたい。古物が好きなので山奥の誰も来ないリサイクルショップとか、気が向いた時に好きなものしか作らないジュエリーショップとかやりたいですね。


⑩元鈴木さんにとって、「自分らしく働く」とは?

できること、得意なことで利益を上げていくことです。


画像4: 大橋茉莉花さん(実業家・株式会社Alyo取締役社長)の「根ほり花ほり10アンケート」
今回は実業家の大橋さんがメッセージを寄せてくださいました。痛快で、どこか温かく、前向きになれるご回答の数々に感動しました…!特に私の心に響いたのは、③「今までに人生の分かれ道に立ったとき、どう考えてどう決断してきた?」という質問に対する、「どちらが誰も行ったことがない道かを重要視してます。舗装された道より獣道を選ぶ」というご回答でした。私自身、ビジネスパーソンとして何度かの選択に迫られたことがありますし、きっとこれからもあると思います。大橋さんのように「獣道」を選ぶ勇気を持ち続けようと心に誓いました。大橋さん、ありがとうございました!

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