風を感じながら、書き続けていく 藤岡みなみ<第三回>
最初の本を出してから、2023年でちょうど10年になる。
働き方をテーマにした本連載ではこれまで、肩書きを乱立させている現状や仕事中に散歩のことばかり考えていることを告白してきた。最終回となるこの原稿では、本業である「書くこと」について考えてみたい。
まず、どんな時に書いているのか。早朝派、深夜派などあるが、私は真っ昼間派である。早くて10時くらいに書き始め、16時くらいまでに書き終わると一番調子がいい。その後、達成感に包まれた気分で1日の後半を過ごせるのがうれしいのだ。深夜に原稿が完成するのでは達成感を味わう時間が短くてもったいないと感じる。明るいうちに歩きに行くぞ、という散歩への執念...