「何のために働くのか?」という問いに、あなたなら何と答えるだろう。「仕事が好きだから」「成長したいから」「生活のため」……。人それぞれの理由がある中で、「家族のために安定した収入を得たいから」と答える人も多いのではないだろうか。

「家族のため」であるはずの仕事。それが忙しさのあまり、家族との時間を持てない理由になっているケースも多い。しかし、今回の“その人”、プルデンシャル生命の髙垣卓也さんは、「僕は家族が最優先です」と言い切った。

学生時代に突然訪れた環境の変化をきっかけに、家族への想いを強くしたという髙垣さん。そしてのちに、家族愛を大切にするプルデンシャルの企業理念に深く共感し、ライフプランナーとして生きる道を選んだ。「家族を守ることの本質」を伝えることに使命感を持つ髙垣さんの想いは、どこから湧き出てきたのか――。



反面教師の父から学んだ、家族を想う気持ち

画像: 反面教師の父から学んだ、家族を想う気持ち

転職するときに、本当の息子のように真剣に向き合ってくれた髙垣さんの「義父」。しかし、もう一人の父である「実父」のことを、髙垣さんは「自分にとっての反面教師」と言い表した。

髙垣さんが中学3年生のときに両親は離婚。原因は父が経営する会社の自己破産だった。

「父がそれまで人生をうまく渡り歩いてきたのは、祖父の力でした。真面目で優秀な祖父が築いた財力や人脈があったからこそ、父は大学卒業後に大手企業に就職して、そのあと自由に起業もできたのだと思います」

両親の離婚まではかなり裕福な生活を送っていた髙垣家。食事はすべて外食で、習い事の用具は良いものを買いそろえてもらい、頻繁に旅行に出かけていた。

「それが一変、わかりやすく貧しい暮らしになりました。母の実家で暮らすことになり住む場所には困りませんでしたが、結局、実父は母に息子2人の教育資金を押し付ける形に。当時、兄は高校生、僕は中学生。高校、大学は奨学金で通いましたが、足りない分は母が一生懸命働いて用意してくれました。母の帰りが遅いことが多く、家族のコミュニケーションはほとんどない状況。僕よりも感受性の強い兄の精神的ストレスは大きく、この時期に祖母も認知症を発症して介護が必要になって……。家族はバラバラになりました。とても厳しい生活でしたね」

「家族が金銭的にも精神的にも困ることになった責任は、実父にあると感じています。だからこそ、『僕はそんな男には絶対にならない。必ず家族を幸せにする』と心から想うようになりました。いま僕が家族を大切にできているのは、実父が反面教師になっているのだと思います」

いわば「使命感」とも呼べる気持ちを抱いた髙垣さんだが、周りにこの話をすると、「そんな家庭環境で、よく道をそれずにいられましたね」と言われることが多いという。その理由を髙垣さんは、「学校と仲間のおかげです」と振り返った。

髙垣さんが通っていたのは、中高一貫のサッカーの強豪校。毎日部活に打ち込んでいた。文武両道の方針を持つ学校だったため、学業とサッカーの両立に励む日々、そして中学高校と切磋琢磨しあえる仲間の存在があった。家庭環境について深く考える暇がなかったことが髙垣さんにとって幸いしたのだ。

「それと、母の存在も僕がきちんと生きてこられた理由だと思います。専業主婦だった母が急にシングルマザーになって働きに出て、息子2人を大学まで卒業させるというのはどう考えても大変なことです。母には、尊敬と感謝しかありません」


ライフプランナーとして「家族の大切さ」を広められる喜び

画像: ライフプランナーとして「家族の大切さ」を広められる喜び

ライフプランナーになってからの髙垣さんは、「家族愛」を周囲にも包み隠さず伝え続けてきたという。

「僕自身が大切にしている価値観は、家族愛を追求すること。これはプルデンシャルの企業理念と完全に一致しています。お客さまにも『家族を大切に想うこと』についてお伝えしていますが、これはライフプランナーになる前から言い続けてきました。前職ではそれを伝えるために結婚相談所も立ち上げたくらいで。でも、プルデンシャルに転職してからは、生命保険を通じて家族の大切さを広めることが仕事になり、僕の生き方になりました」

そして、髙垣さんの想いは確実にお客さまにも伝わっている。

「僕のことをご存知の方が、『髙垣さんに会わせたいんだよ』とご家族やご友人を紹介してくださることが多いんです。僕の同級生の奥さまには、お兄さまとお姉さまをご紹介いただき、3きょうだい全員の結婚式にご招待いただいたこともあります。しかも、僕の他には親族の方しかいらっしゃらず本当に驚きました。そんな大切な場に呼んでいただけるのは、ライフプランナー冥利に尽きますね」

そんな家族思いなところは、同僚にも知れ渡っている。お客さまからの信頼が厚く、実績もある髙垣さんは、後輩から質問を受けたり、研修会の講演依頼が入ることも多いそうだ。

「こんな僕でもお役に立つことがあればと思って引き受けますが、自分自身は『この仕事は“あり方・生き方”だけ』と考えているんです。つまり、僕の場合は家族愛を広めたいと思う気持ちが、言動に現れているだけ……という感じ。ただ、それでは頑張っている後輩の役には立てませんよね。これからは、自分の考えや行動を定量化して後輩たちに伝えられるようにしていかなくてはと考えているところです」


髙垣さんの「My Rules」

画像: 髙垣さんの「My Rules」

家族はもちろん、お客さまからも愛される髙垣さん。そんな髙垣さんには「ルールではないけれど、大切にしたいスタンス」があるという。


24時間、365日。家族が両隣にいても恥ずかしくないように生きる

「僕のこれまでの人生は、どこを切り取ってどこを家族に見られても恥ずかしくありません。隠しごとはないし、もし僕に突然万が一のことがあったとしても、見られて後悔するものもない。それだけ、家族には誇れる人生であったし、これからもそうでありたいと思っています」


大きな買い物は「人」で選ぶもの

家や車などの大きな買い物は、商品の良し悪しではなく、販売してくれる「人」で判断してきたという髙垣さん。そして髙垣さん自身も、選ばれる人でありたいと思っているという。あるお客さまとのエピソードがあった。

「知り合った経営者の方が、『私に営業をかけてみてください。僕は知識もあるし、おもしろいと思いますよ』とおっしゃったんです。金融リテラシーが高く、僕以外の生命保険の営業を何度も受けている方でした。緊張しつつも精一杯お話をしたところ、その翌週に保険に加入してくださった。その理由を聞いてみると、『知識は他の優秀な営業の方と大差なかったけれど、髙垣さんの言葉はロジカルでスッと理解できて、保険の必要性が腑に落ちた。生命保険の契約で大切なのは信頼できる担当者がいることでしょ』と。そしてありがたいことに、ご紹介までいただけるようになりました」


家族の話はハートフルに、保険の話はロジカルに

「おわかりのように僕は暑苦しいくらい家族の話をします(笑)。ですが、いざ保険の話となると論理的。例えば、お葬式代がいくらだから必要資金との差額を保険で補いましょう……という話だけではなく、『ご遺族の方にどうやって保険金をお渡しするか』という仕組みの話からご説明します。生命保険で最も大切なのはお支払いのタイミングですから、保険金を受け取るご家族目線で考えていただかなくてはいけません。ここが話せるのはライフプランナーの強みだと思っていますから」

自分が家族を大切にしているからといって、誰しもが『家族大好き』であるべきとは考えていないという髙垣さん。

「当然ですが、お客さまそれぞれにご自身の価値観がある。価値観にあわせて、生命保険にできることをお伝えします。もしも生命保険以外で叶える方がよいことがあれば、もちろんそれもお伝えしていますよ」


20年変わることがない妻への想いと、家族愛にかける使命感

画像: ▲ご提供写真 髙垣さんご一家

▲ご提供写真 髙垣さんご一家

仕事も家庭も充実させている髙垣さんだが、実は家事が苦手で奥さまに任せっぱなしだという。その奥さまとの出会いは10代の頃。同じ自動車教習所に通っていたのがきっかけだった。

「もう20年近く一緒にいることになります。でも、出会った当時からずっと気持ちは変わりません。むしろ年々愛情が深くなっています。3人の子どもを生み育ててくれ、家事も一手に引き受けてくれている彼女に心から感謝しているし、彼女がいなければ今の僕の幸せはありません。僕が子どもたちから『パパ大好き!』と言ってもらえるのは、彼女が僕のことをよく言ってくれているからです」

ここまではっきりと家族への愛情をためらいなく言葉にできる夫であり、父が、どれだけいるのだろうか。だが、この言葉こそが髙垣さんの本心なのだと、その目と行動が物語る。

「自分が家族を愛しているからこそ、お客さまにご家族への愛を改めて認識していただき、生命保険という形に具現化するライフプランナーの仕事に使命感を持っています」

髙垣さんが若き日に誓った想いは、自分の家族のみならず、髙垣さんの周囲にも広がっている。この日本では、「家族愛」という言葉を人前で使うには気恥ずかしさを感じる場面もあるだろう。しかし、その言葉をためらいなく発することで、あたたかな未来が築けるのかもしれない。

画像: 20年変わることがない妻への想いと、家族愛にかける使命感

取材:山口 真央
写真:梶 礼哉

This article is a sponsored article by
''.