夢は、何歳になっても持ち続けていい。今回の主人公・工藤真仁さんは、これまでに「3つの夢」を抱いたひとだ。

学生時代、「プロサッカー選手になりたい」という夢に破れ、支えてくれた両親への感謝の気持ちから抱いた次の夢は、「親孝行をすること」。それを叶えるべく工藤さんは安定した地方銀行への入行を決めた。しかし今は、さらに大きな夢を抱き、プルデンシャル生命で「ライフプランナー」として生きる道を選んでいる。

かつては、目の前のことばかりで余裕がなかったという彼が、「昔よりも自分のことが100倍好きになれた」と語る理由、そして家族との未来を描いた夢を、聞いてみよう。




平日の昼間でも、家族とドライブに行ける仕事

画像: 平日の昼間でも、家族とドライブに行ける仕事

取材をはじめてしばらくすると、「ただいま!」と元気な声と共に、3人のお子さんと妻・璃沙さんが幼稚園から帰ってきた。

プルデンシャルへの転職後、2年目に結婚。現在は3人の子どもを持つ父でもある工藤さん。家庭のことにも臨機応変に対応できるよう、勤務先の近くに家を買ったそうだ。そして、働く「時間」や「場所」に制限がないライフプランナーの労働環境をフル活用している。

「例えば、午前中に自宅でリモート会議をしたあと、お昼は子どもを連れてドライブに行ったり。平日の日中から子どもとの時間が取れるのは、ライフプランナーだからこそですね。14時頃には長女のお迎えのために幼稚園に行ってから仕事に戻り、夕方に子どもをお風呂に入れたあとに、勤務先の支社へ行って仕事に集中する日も多いですよ」

このスタイルで営業成績をしっかりと残す工藤さん。日々の生活で一番楽しいのは朝、子どもたちと一緒に起きて過ごす時間だという。朝ごはんを作って食べさせたり、お子さんを幼稚園に送ったりと、できる限りのことはやりたいと話す。

「“イクメン”のようなことを言っていますが、子どもが2人の時代は、朝は寝ていました。3人目ができて変わりましたね。子どもが3人いると、大人2人でも大変ですよ」と、困った口調とは裏腹に工藤さんはにこやかだ。

「僕は両親と同じ年齢で父になって、子どもが3人いるのも両親と同じ。朝早起きがキツいときは、両親も息子3人を育てるのは大変だったんだろうなと実感しています」

そして工藤さんは、妻・璃沙さんのことをこう言った。

「僕は仕事が好きで出張も多いため、育児も家事も十分にできているとは言えません。妻がひとりで3人の面倒を見てくれることも多く、負担だって大きいはず。それなのに僕の仕事を一生懸命に応援してくれて……。もう、好きを通り越して尊いですね(笑)」


“付加価値”でお客さまの役に立ってこそ、「ライフプランナー」である

画像: “付加価値”でお客さまの役に立ってこそ、「ライフプランナー」である

プルデンシャルに転職して7年目を迎えた工藤さん。ご契約をお預かりするときに、「工藤さんが頼りだから、絶対に辞めないでね」と言ってもらえることが何よりうれしい反面、何があっても辞められないという責任感も増すそうだ。そんな工藤さんの心に残り続ける、あるお客さまの話をしてくれた。

「そのお客さまとしばらく連絡が取れない時期がありました。『お忙しいのだろう』と思っていましたが、なんだか心に引っかかり……。ご自宅宛てに『お困りのことがあれば、いつでもご連絡ください』と手紙を送りました。すると奥さまからお返事があり、ご病気だとわかったんです」

ALS、筋萎縮性側索硬化症。体中の筋肉がやせていき、力が入らなくなる病気だ。工藤さんが連絡を受けたときには、肩が上がらず、両手も動かない状態になっていたという。

「高度障害保険金をお支払いできるのではと思いましたが、ご連絡をいただいたときはまだ正式な診断が出ていなかった。ALSは診断に時間がかかることも知りました。保険金のお支払いには診断書が必要になるため、本当は僕が直接担当医の先生とお話をしたかったのですが……当時はコロナ禍で、病院へ同行することが許されませんでした」

しかし、工藤さんはそこで諦めなかった。社内では保険金の支払い部門に直接問い合わせ、どのような症状であれば保険金を支払うことができるかしっかりと確認し、その上で、担当医に手紙を書いたのだ。「お客さまのために何か少しでも役に立てないか」と必死になり各所へコンタクトした結果、無事に保険金をお支払いできることになった。

「保険金が出ることをお客さまにお伝えすると、涙を流されて、声は出せないながらも口の動きで『ありがとう』を伝えてくださいました」

すぐには保険金をお支払いできない状況でも、何とかして力になれる方法を探す。「ライフプランナーがそばにいる」という付加価値を提供できたからこそ、工藤さんはそのお客さまから感謝の気持ちを受け取ることができたのだろう。

今も闘病生活を送るそのお客さまに毎年必ず会いに行くそうだ。

「前職の地銀では、数年ごとに担当変更があることにさみしさを感じていました。でも、プルデンシャルのライフプランナーは基本的に担当が変わることはありません。お客さまの人生に寄り添えるからこそ、お役に立てることがあると実感しています」


工藤さんの「My Rules」

画像: 工藤さんの「My Rules」

お客さま、家族、そして仲間のために邁進する工藤さんの「My Rules」はなんだろう。


「今がその時、その時が今」

「中学時代、サッカー部の恩師からいただいた言葉です。明日やろう、今度やろう、と思い始めると歯止めが利かなくなって、仕事も育児も手を抜いてしまうかもしれない。今しかできないことに全力を尽くすことが大事だとこの言葉から教わりました。人生を通して自分の軸になっています」


ひとつのことを積み重ねることが成功に繋がる

「これは小さい頃から、父の背中を見て教わってきました。日々お客さまに会いに行ったり、どうやって役に立てるかを考えたりと、ライフプランナーの仕事にも活きています」

「父は自分のラグビースクールを責任持って続けてきましたし、ずっと同じ職場でコツコツと働いています。だから僕は地銀を辞めることを、直前まで父には伝えられませんでした。プルデンシャルに転職後、僕の働く姿に父は何も言いませんでしたが、3年目頃からお客さまを紹介してくれるようになって初めて認めてもらえたと感じました」


両親との時間を今、大切にすること

「僕の両親はすぐ近くに住んでいます。週末は僕の家で夕飯を一緒に食べるのが、ここ3年の習慣。両親に孫たちの顔を見せてあげられるのはうれしいですし、親孝行を精一杯したいという僕の気持ちもあります。こうした想いを汲み取り、喜んで僕の両親を迎え入れてくれる妻にも感謝しかないですね」


そして夢、その3。「三世代でライフプランナーをしたい」

画像: ▲長女が書いてくれた七夕の短冊。(「ぷりんせす」と書きたかったそう)

▲長女が書いてくれた七夕の短冊。(「ぷりんせす」と書きたかったそう)

「自分の子どもと孫、三世代でライフプランナーをすること。たった1日でもいいから、三世代みんな現役で」。これが工藤さんの現在の夢だ。

「僕が人生をかけてやっているこの仕事を、娘や息子たちは徐々に理解できるようになるはずです。そのときに、僕の生き方を誇りに思ってくれていたら、子どもたちも前向きに僕の仕事を継ぎたいと言ってくれるんじゃないかなと思っています」

家族を大切にする工藤さんらしい夢。しかしそこには、お客さまに対する責任感が含まれている。

「最近、僕より年下のお客さまが増えてきました。仮に定年まで働けたとしても、その先は僕がお客さまに保険金をお届けすることはできません。もちろん、後輩に頼むのもひとつの方法ですが、自分の子どもなら僕の“想い”も一緒に引き継いでくれると期待しています」

プロのサッカー選手、親孝行、そして三世代でライフプランナーとして働くという夢。

「サッカー選手の夢を手放した悔しい思があったからこそ、両親のために介護施設を建てるという目標を持てました。そして今では、ライフプランナーとして一生現役で、日々試合に出られています」。そう話す工藤さんは、私たちにいつまでも夢を持ち続け、そして叶えるために前向きに進むことの大切さを教えてくれる。

画像: そして夢、その3。「三世代でライフプランナーをしたい」

執筆:大川 竜弥
撮影:宮崎 隼

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