前編では、人生を旅するように歩む、プルデンシャル生命のライフプランナー・宮島妙さんの半生を伺った。そのなかで、ライフプランナーとして、「頑張る女性のお役に立ちたい」という想いを教えてくれた宮島さん。

後編は、その“頑張る女性”のおひとりであり、宮島さんが人生のパートナーとしてともに歩む、産婦人科医の宋美玄(ソン・ミヒョン)先生との対談です。

医師であり経営者でもある宋先生にとって、宮島さんとは、ライフプランナーとは、どんな存在なのだろう。そして、女性ライフプランナーだからこそ叶えられる、頑張る女性との二人三脚の関係性とは。



「頑張る女性を応援したい」。二人の想いは、ずっと前から重なっていた

画像1: 「頑張る女性を応援したい」。二人の想いは、ずっと前から重なっていた
――宋先生が院長を務める「丸の内の森レディースクリニック」は、その名の通り東京駅すぐ近く、丸の内にあります。オフィス街というイメージが強いですが、なぜこの地で開業されたのですか?

宋:もともと私が丸の内の雰囲気が好きなのもありますが、「働き、頑張る女性」を応援したかったというのが大きな理由です。

働く女性が、通院のためにわざわざ半休をとったり、土日をつぶしたりしなくても、お昼休みや仕事をちょっと抜ければ受診できるようなクリニックにしたいと思って、丸の内での開業を決めました。

女性って、毎月生理があったり、ホルモンバランスの乱れがあったりと、「女性の身体に生まれた」というだけで、人生を通して不調がつきものなんです。そしてそんな自分の身体を、「これが普通なんだろう」とあきらめてしまっている女性も多い。それでは女性のパフォーマンスも下がってしまいますし、「頑張りたい女性」が頑張れないことにもつながってしまいます。だからこそ、働く女性が多い場所を選びました。

――とてもよく分かります。私自身、生理痛や不正出血など、「これくらいなら」と我慢しながら仕事をしたり、放っておいてしまうことがよくあります……。

宋:そうですよね。でもその小さな積み重ねが、仕事のパフォーマンスが上がらない原因になったり、放置したことで大きな病気につながってしまうということもある。大きな病気を発症してからでは、キャリアを中断せざるを得なくなります。だからこそ、ちょっとした気づきがある時点で、婦人科を受診していただきたいんです。

――宮島さんはそんな宋先生の担当ライフプランナーです。お二人はどのようにして出会ったのでしょうか?
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宮島:宋先生と出会ったのは数年前で、子育て中の女性が集まるパーティーがきっかけです。当時から、先生はTVや雑誌にたびたび出演されていて著名な方でしたから、私はなかなかお声がけする勇気が出せずにいました。でも、自分のお客さまのために、先生のお力をお借りしたいと考えていたんです。

――お客さまのために、ですか?

宮島:はい。私のお客さまには、それこそ「働き、頑張る女性」がたくさんいらっしゃいます。
ライフプランナーという仕事の性質上、体調面における女性特有の不調、悩みを伺うことも多いですから、そんなときにご紹介できる頼りになる婦人科の先生がいらっしゃったらいいなと常々考えていました。ですから、「私たちのホームドクターになってくださいませんか?」って、勇気を出してお声がけしました。

宋:そうだったんだ(笑)。宮島さんとお話を重ねていくうちに、だんだん「私たちの想いって似ているんじゃないか」って思うようになって。彼女がご自分のお客さまに対してまっすぐ向き合い、「役に立ちたい」と思っていることも伝わってきました。

宮島:最初はお客さまのため……という想いでしたが、私自身が宋先生の患者でもあります。産後に婦人科系の症状に悩み、仕事にも支障をきたすほどでしたが、先生にご相談したら、たった一日で解決してくださって感激しました。

先生はとても気さくで親身になってくださる方なので、ご紹介したお客さま方もとても喜んでくださいます。また、お客さまが娘さんを連れて来院されて、母娘で先生に診ていただいたりと、宋先生をご紹介することで、保険や金融情報以外の面でもお役にたてていることが実感できるんです。それに、お客さまをご紹介することで、先生のビジネスにも貢献できることがとても嬉しいですね。


「医師だから安泰」、じゃない。だからこそ必要だった、金融のプロフェッショナルの存在

画像1: 「医師だから安泰」、じゃない。だからこそ必要だった、金融のプロフェッショナルの存在
――ここ数年で、医療を取り巻く金銭的環境は大きく変わってきています。診療点数の改定などによりクリニック経営がうまくいかず、廃業される方も多いと伺いました。

宋:そうですね、もう「医師免許を持っているから安心」という時代ではないんです。特に、「産婦人科」の患者さんは大半が、お若い方から更年期を迎えるくらいの女性まで。患者さんの母数でいえば少ない診療科でもあります。

さらに追い打ちがかかったのがコロナ禍。いわゆる“丸の内OLさん”たちは、軒並みオフィスから姿を消し、「高額な賃料を支払う必要があるのに患者さんがいない」という状況になってしまって……。お先真っ暗で、どうしたらいいのかと絶望していました。

――住宅地にあるクリニックとはちがい、オフィス街にあるクリニックは経営が厳しかっただろうと容易に想像できます。

宋:だからこそ、なんでもお金のことを相談できる宮島さんがそばにいることが非常にありがたかったですね。クリニックのことも相談しましたし、個人的な家計の話も、包み隠さず話します。

私はそもそも金融リテラシーがあまりなくて、将来のこともほとんど考えていなかったんです(笑)。宮島さんに「それではダメよ」とアドバイスしてもらって、将来のマネープランなどは宮島さんに全てお任せしています。「私のことをよく知る宮島さんが提案してくれた内容だから、間違いないだろう」とも思いますしね。

宮島:そう言っていただけてうれしい限りです(笑)。先生も私のお客さまですから、何かにお困りの時には一緒に解決策を考えたかったんです。

コロナ禍が落ち着き、クリニックにもまた患者さんがどんどん戻ってきています。先生のクリニックは、今後さらに大きくなっていくはずですから、今のご契約内容でカバーしきれなくなくなってくることもあるはずです。ですから、適切なタイミングで最善のご提案ができるような存在でありたいんです。

――なるほど。一度ご提案したら終わり、ということではないのですね。
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宮島:もちろんです。これまで個人事業主としてクリニックを経営されてきた先生ですが、今年の4月にクリニックを医療法人化されました。法人となると、借入金や納税に関する知識や、勤務される方々への福利厚生・退職金など、考えておかなければいけないことが変わってくるんです。先生に万が一のことがあったら、クリニックの経営も困難になってしまいますから。保険で備えられることについて、しっかりとご提案する必要があります。

宋:個人としても法人としても頼れる人って、なかなか出会えないですよね。私には宮島さんがいるけれど、ほかの経営者にこういったことを気軽に相談できる人ってどのくらいいるんだろう――?経営者にこそ、こういった存在がすごく大事だと思います。

――たしかに、先生のような経営者やバリバリ働く女性にとって、何でもフランクに話せて解決策を見つけられる相手が身近にいるのはとても心強いことですよね。

宋:やっぱり私は、宮島さんが「担当」として近くにいてくれるのがとても心強いです。資産形成って?法人の事業承継って?従業員の退職金って……?そんなことを相談できて、フランクに、そして対等につながっていられることがとても大きいですね。


妙ちゃんは、「気の置けないお友達」。これから先の人生を、一緒に歩いていけたらいい。

画像1: 妙ちゃんは、「気の置けないお友達」。これから先の人生を、一緒に歩いていけたらいい。
――ご家族同士で旅行に行くほど親交が深い、宋先生と宮島さん。宋先生が、宮島さんと知り合えてよかったと感じる瞬間は、どんなときですか?

宋:もちろん金融的な面で相談できる相手ができたのは大きいですが、私はなによりも「お友達が増えたこと」かな(笑)。この仕事をしていると、どうしても医療業界のつながりが多くなるし、大学医学部の友人もみんな医者。毎日多忙で、育児もしていると、ほかの業界の方とつながる機会は多くないんです。

だから、宮島さん――妙ちゃんが紹介してくれるお友達とつながれるのが楽しいし、妙ちゃんを中心につながっている人は、やっぱり感覚が合う人が多いと感じますね。やっぱり異業種だからこそ、本音で話しやすいという部分もありますよ。私は、「保険会社の担当さん」というより、妙ちゃんというひとりのお友達だと思っているんです。

宮島:先生にもそんな風に思っていただけてうれしいです!先日も某雑誌の編集長の女性と3人で行った韓国旅行、すごく楽しかったですね(笑)

私にとっても、身体の悩みを気軽に相談できる方ですし、家庭のこと、育児のこともなんでも話しちゃっています(笑)。そうやって共感し合って、たくさんのつながりを作りながら、先生のいざというときや、クリニックが成長するためのお手伝いがしたい。そして二人で一緒にもっと大きく、健康に歳を重ねていけたらいいなって思うんです。

画像2: 妙ちゃんは、「気の置けないお友達」。これから先の人生を、一緒に歩いていけたらいい。

画像: 産婦人科医・宋美玄 × ライフプランナー・宮島 妙
「私は妙ちゃんのことをお友達だと思っています」。ふたりが築く二人三脚の関係 <My Rules後編>

宋 美玄

産婦人科医・医学博士。1976年兵庫県神戸市生まれ。外科医だった父の影響を受け、2001年大阪大学医学部医学科卒業。大学卒業後、大阪大学医学部附属病院、りんくう総合医療センターなどを経て川崎医科大学講師就任。2017年丸の内の森レディースクリニックを開業。現在は2児の母。

取材・執筆:山口 真央
写真:梶 礼哉

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