保険会社と聞いて、真っ先に浮かぶ職種はおそらく「保険営業」だろう。プルデンシャル生命(以下、プルデンシャル)では保険営業を担う人々をライフプランナー(以下、LP)と呼ぶ。そして日々お客さまのもとへ足を運ぶLPの所属先が営業所であり、そしてその営業所の責任者が「営業所長」だ。

今回お話を伺ったのは、慶應義塾大学卒業後、大手広告代理店、リゾート業界を経て、プルデンシャルに入社し、現在は営業所長を務める篠崎侑美さん(以下、篠崎さん)。篠崎さんは、二度の転職を経て、やっと自分の想いを形にできる仕事に辿り着いたという。

「いつか私は、プルデンシャルを『女性が活躍している会社』の代名詞にしたいんです――」
そう語る篠崎さんのルーツと、自分のチーム作りに邁進する今、そして今後を聞いていく。


前編:篠崎さんのルーツと、辿り着いた「自分らしい」仕事
後編:営業管理職として大切にしていること、篠崎さんの「My Rules」(←今回の記事はココ!)

「教える」「教わる」、そして「教わる側の気持ちを知る」

画像1: 「教える」「教わる」、そして「教わる側の気持ちを知る」

LPとして活躍するさなか、営業管理職への舵を切った篠崎さん。営業所長としての仕事は「正直今でも悩んでばっかりですけど、なりたてのころはもっと大変で……」と苦笑いしながら振り返る。

「生命保険営業というのは、お客さまと長いお付き合いをする仕事です。私のLPとしてのキャリアは2年半しかありませんから、経験したことのないシーンや手続きもたくさんあります。そんな私を助けてくれたのが、プルデンシャルの『教え合う文化』でした」


篠崎さんの営業所には、若手女性LPのほか、在籍30年を超えるベテランLPが複数在籍している。篠崎さんはそんな大先輩に対して、素直に助けを求めるのだという。

「長年功績を残してきた経験豊富な先輩方が身近にいる。そんな恵まれた環境に心から感謝しています。私を含め、真剣に仕事に取り組む若手が『教えてください』と求めれば、自分の時間を削ってまでご自身の蓄積してきたノウハウを教えてくださいます。私は、自分ひとりの力で、新人LPを一人前にできるとは考えていません。時には先輩方に新人LPの営業に同行していただいたり、複雑な手続きがあれば教えていただく、そんな風にお力をお借りしています。先輩方からたくさん学ぶことでコミュニケーションを生んで営業所を活性化したいし、全員で成長していけるような、そんなチーム作りをしたいと思ってるんです」

管理職という立場にありながらも、日々 “学ぶ” “教わる” 姿勢を忘れない篠崎さん。実は、数年前から始めた趣味から気づかされたものがあるという。

画像2: 「教える」「教わる」、そして「教わる側の気持ちを知る」

「華道を習っているんです。最初は友人が始めたというのでついていったら見事に私もハマってしまって(笑)。今では、感性を磨いたり、集中力を高めるための大切な時間になっています。なにも知らないところから始めたので、先生からたくさんのことを習うのですが、そこで初めて“教わる側の気持ち“を知りました。『一度にたくさんのことを言われたって理解できない!』……と思ったときにふと、私も採用したLPたちにこんな接し方をしているのかもと反省しましたね。趣味を通じて、営業所長としての自分を見つめなおすきっかけになりました」


どんな仕事も工夫次第。前職の経験もフル活用して、自分にしかできないアプローチ方法を探す

画像: どんな仕事も工夫次第。前職の経験もフル活用して、自分にしかできないアプローチ方法を探す

営業所長として大切な仕事がもう一つある。それが採用活動だ。プルデンシャルでは、LPの採用を本社が一括で行うのではなく、営業所長がその役目を担う。篠崎さんも、「この人なら!」と思える人と出会うために、月に100名以上の人と会い、面談を重ねている。

そんな時に持参するのが、篠崎さんがイチから作ったパンフレットやリーフレットの数々。篠崎さんは「私の営業所が目指すものを知って、『一緒に働いてみたい』と思ってもらいたいし、手ぶらよりはいいと思って……」というが、クオリティが高く、内容も充実している。

「こんな時、広告代理店に勤めていたときの経験が活きているなと感じます。これらのパンフレットはすべて私がデザイン、執筆、印刷の手配まで行っているもの。人生、無駄な経験なんてないんだなって」

このほかにも大学時代から「読むこと、書くことが好きだった」という篠崎さんらしく、LinkedInではコラム執筆を続けている。「どんな仕事でも工夫次第で個性が出せるはずだし、やっぱり自分が持っている強みは存分に活かしたいですよね!」と篠崎さんは語ってくれた。


篠崎さんの「My Rules」

画像: 篠崎さんの「My Rules」

毎日の中で、篠崎さんに「大切にしていることはありますか」と聞くと、3つのルールを教えてくれた。


自分にちゃんとご褒美を与える

毎日精力的に活動する篠崎さんだが、「頑張れるのはちゃんと息抜きしてるからですけどね!」と笑う。

「10年以上通っている、赤坂の洋食店があるんです。行きつけのお店に行って、おいしいものを食べ、会話をして、息抜きをすることが自分への最大のご褒美です。一人でも、友達とでも、お客さまとでも、営業所のメンバーとでもいいんです。大事な人とのお食事はかならずそこに行きます。自分にとっての癒しの場所に、月に何度も通ってしまう……。この場所がないと私は頑張れません(笑)」


即断即決、即行動

「人生を振り返っても、この経験はしない方がよかったと思うことは一つもありません」
それらの経験が今の私につながっている、と篠崎さんは言う。だからこそ、迷ったら行動あるのみだ。

「仕事で言うなら、管理職になることを決めたときもそうだったのですが、悩んでいる時間がもったいないと感じるんです。あれこれ考える時間があったら、まずは行動してみる。だから、日頃から決断する訓練をします」と篠崎さん。

「まずは小さなことからでいい。迷ってもすぐに決めて実行する訓練をするんです。判断できないのなら、知っている人に相談する。それを繰り返していくと、大きな決断もできるようになって、行動につなげられるようになると思います」


身近な人にとことん寄り添い、大切にする

「これは私がプルデンシャルを好きな理由です。売り上げを上げる、インパクトがある仕事をする――。それももちろんすごいことかもしれない。でも、私は自分の周りにいる人を大切にしたいんです。その人の万が一に備えた保障を提供して安心してもらい、人生において困ったことがあれば頼ってもらい、自分の知識やつながりのある方をご紹介して問題解決のお手伝いをして差し上げる。そんな風にして周りにいる人の力になれたらと思います」

「プルデンシャルはそんな気持ちを受け止めてくれる場所。『当たり前にそこにある、大切な人への想い』を評価してくれる会社に身を置けてとても幸せだし、会社のめちゃくちゃ大好きなところです」


「好きなことをやりなさい、そういう時代よ」。祖母の最期のメッセージ。

画像: 「好きなことをやりなさい、そういう時代よ」。祖母の最期のメッセージ。

「大学4年生の時、大好きだった祖母が倒れて入院したんです。記憶も錯乱状態で、“もう長くはない”と覚悟していました。その時に病室でかけてくれた『好きなことをやりなさい、そういう時代よ』という言葉が今でも心に残っています。祖母の時代、女性は好きなことができなかった。でも、今を生きる私なら 好きなことを思う存分やれるし、幸いなことにプルデンシャルには好きなことができる環境が整っている。じゃあやらないとって思いました

プルデンシャルでは、創業期から「Free to Work※1」を掲げ、社員が仕事もプライベートも充実できる環境づくりをしてきた。現在はそれを加速させるため「Prudential Mimosa Project」が主体となってDE&I※2を推進している。これに対して、篠崎さんは「もっとやりたい、進めたい」と目を輝かせる。
※1 自分のスケジュールをほぼ自由に決められるというプルデンシャル独自の考え方。
※2 DE&I=ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)&インクルージョン(受容・包括)

「私はプルデンシャルを『女性が活躍している会社』の代名詞にしたいんです。私の営業所で女性LPを積極的に採用しているのはそれが理由です。私の営業所にどんどん優秀な女性が集まって、そこからトッププレイヤーがたくさん出てきたら、何かが変わっていくかもしれない。想像するとワクワクしますね」


篠崎さんの営業所長としての夢は高いところにある。しかし、それを叶えるために挑戦を続けたいと話す姿には、真の「女性リーダー」となるための自覚と責任があるように見えた。篠崎さんは大きな夢を抱き、今日もチームで戦っていく。

画像: ▲篠崎さんの営業所の皆さん、お世話になっている支社の先輩との一枚

▲篠崎さんの営業所の皆さん、お世話になっている支社の先輩との一枚


*文中のお客さまとのエピソードは、お客さまご本人の同意のもと掲載させていただいております

インタビュー・執筆:山口 真央(ヒャクマンボルト)
写真:梶 礼哉(studio.ONELIFE)

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